

とても体が小さな赤ちゃん。
塩分を控えめにつくったつもりでも、それは大人の感覚です。
赤ちゃんには多すぎる塩分が、食べ物に含まれている可能性も。
1日にとれる塩分量や、母乳や離乳食の塩分量を把握しておくと、赤ちゃんにあげる食べ物の目安になるので参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんがとれる塩分の量 1日だとどの位?
妹の赤ちゃんは、最近1歳になったばかり。
食べるものも変わってくる分、塩分の量がとても気になるそう。
赤ちゃんに塩分はNG!
これは、ほとんどのお母さんが、聞いたことがある情報だと思います。
でも、なぜ塩分はだめなのでしょうか?
それは、赤ちゃんはまだ小さいから。
まだ、内臓が十分に発達していない赤ちゃん。
塩分を尿として外に出すことが、まだまだ十分にできないのです。
そのため、赤ちゃんの時期にあたえる塩分の量が多すぎると、腎臓に負担がかかってしまうんです。
また、味覚形成も大きな理由。
人間は塩分を好む人が多い傾向が。
小さいころに、塩分の強い食事に慣れると、大人になっても同じような味を好むようになりがちです。
塩分のとりすぎは、生活習慣病のリスクを高めるという悪循環が。
そのため、赤ちゃんの時期にできるだけ薄味の食事を与えておくことが、将来のためにも大切なんですね。
それでは、赤ちゃんは、1日でどれくらいの塩分量ならOKなのでしょうか?
『日本人の食事摂取基準2015』に記載がありました。
それによると、
1歳を迎えていない赤ちゃんは、塩分をとらないほうがいい
とのこと。
1歳から2歳にかけての男の子は1日に3.0g未満。
女の子場合は1日に3.5g未満
です。
同じ赤ちゃんでも、男の子と女の子で、とれる塩分の量が違うんですね。
また、3歳から5歳の場合、男の子は4.0g未満、女の子は4.5g未満です。
また、「未満」とあるので、年齢にかかわらず塩分は控えるように、気を付けたほうがいいことが分かります。
赤ちゃんの離乳食の塩分の摂取量を減らす工夫って?離乳食?NGの食べ物はある?
赤ちゃんが大きくなるにつれて、あげることが増えてくるのが離乳食。
「手作りの離乳食をあげたい!」と、自分で作るお母さんも多いと思います。
そのときに難しいのが、塩分の量の調節。
私も自分で離乳食を作ったことがありますが「こんなに薄味でいいの?」と、ちょっと心配になった思い出が…。
どうしても大人の感覚で味を見てしまいがちなんですよね。
でも「薄い!」と思ってもそれでOK。
できるだけ薄味にすることが離乳食を作るポイントです。
1歳未満の場合、塩分をとらない方がいいため、素材の味だけで離乳食を作るのがベスト。
赤ちゃんが1歳をすぎたら、大人には「ちょっと薄いな~」と感じる程度で十分です。
最近、市販の商品で増えてきているのが、だしの風味を生かした離乳食。
自分で作る場合も、かつおぶしを加えてみたり、野菜のゆで汁を使ってみたりすると、味に変化を付けることができました。
また、赤ちゃんにはNGの食べ物もあります。
ハムやウィンナーは、塩分量が多いだけではなく、食品添加物も多く入っているのでNG!
また、パンは、塩分が少ないものを選ぶのが大切です。
ロールパンやクロワッサンは、塩分はもちろん砂糖やマーガリンなど高カロリーなので、避けたほうがいいでしょう。
それに対して離乳食に適しているのが食パン。
油分が少ない白い部分をあげるのがポイント。
蒸しパンもOKですが、市販のものではなく自分で作るのがおススメです。
私の場合は赤ちゃん用の蒸しパンを買いました。
レンジで簡単に作ることができるのでとても便利でしたよ!
ただ、基本的にパンは塩分が高め。
パンは、時間がない~!!
そんなときだけに限定!
普段はおかゆを中心に離乳食を作るようにしました。
そうすることで、赤ちゃんのとる塩分の量はかなり抑えられたと思います。
まとめ
赤ちゃんにあげる食事は、その体が小さい分塩分が多くならないように注意。
日ごろから、食事に含まれている塩分の量を意識して、赤ちゃんに何をあげるのか考えるのがいいですね。
自分で離乳食をつくるときも、自分には薄すぎる…、という程度で十分!
赤ちゃんには多すぎる塩分量の食材もあるので、注意して選ぶようにすることが大切です。
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