赤ちゃんのときは「塩分をとりすぎるのはよくない」そんな情報を耳にすることは多いのではないでしょうか。
赤ちゃんは、まだまだ体も小さいです。
大人と比べると内臓もまだ十分に発達していません。
そのため、塩分を取りすぎてしまうと体に負担がかかって症状があらわれる事があります。
そのような話を聞くと、自分で作った離乳食に、塩分が入りすぎていたらどうしよう…と心配になっていまいます。
塩分量が多いと、赤ちゃんの体にどんな影響があるのか調べたものをまとめてみました!
赤ちゃんの塩分取りすぎはなぜダメなの?理由は?
自分の食生活をみても外食が続くと、「塩分を取りすぎたな~」そう思うことはしばしば。
大人の場合、すこし取りすぎたなと思ってもカバーしてくれる内臓があります。
それが腎臓。
腎臓は塩分の排出量を調整してくれるので、必要のない塩分は尿として体外に出してくれるんです。
しかし、赤ちゃんの体はとても小さくて未発達。
塩分を排出する役割を担う腎臓もまだまだ発達の途中です。
そのため、赤ちゃんが塩分を取りすぎると体のなかに塩分が蓄積されてしまうことに。
そうなると、腎臓に大きな負担がかかって具合が悪くなってしまうことがあるんです。
症状が重くなると「食塩中毒」の状態になってしまいます。
「食塩中毒とは、塩分を取りすぎている」
「塩分に見合うだけの水分を摂取できていない」
そんな状態のことを指すそうです。
赤ちゃんを育てているお母さんが食塩中毒をとても心配しているのは、過去に食塩を大量に飲ませて赤ちゃんを死なせるという事件があったから。
私も、ちょうど子育て中のときこのニュースに触れたので、「赤ちゃんに塩分を与えすぎていないか!?」とかなり不安になったことを覚えています。
一気にたくさんの塩分をとると、赤ちゃんの体がひどい脱水状態になってしまいます。
塩分の取りすぎで中毒になった赤ちゃんはだいたい10g程度「小さじで2杯分の塩分をとっていた」という報告もあります。
普段の生活で、そのくらいの塩分を料理に入れることはあまりないかなぁ?とは思いますが…。
そこまでいかなくても、大人と同じ食べ物を食べさせたことで、
- のどがひどく乾く
- 顔がむくむ
- 血圧が上がる、
ということがあるそう。
私の子供が赤ちゃんのとき、インスタントラーメンに興味津々で、「食べさせてみたいな~」という気持ちにはなりました。
でも、ここはぐっとガマン!
小さいときはできるだけ塩分控えめの「乳児用の食事をあたえ続けることが大切!」なんです。
塩分の取りすぎの症状は?下痢や嘔吐のときの対処法は?


お母さんがいくら注意して離乳食を用意しても、赤ちゃんが誤って塩をなめてしまったなど、塩分を取りすぎる事態になることも、「ぜったいにない!」とは言えません。
もし、赤ちゃんが塩分を取りすぎてしまったら、どのような症状があらわれるのでしょうか?
とくに多く見られるのが、嘔吐や下痢の症状。
吐いたり下痢をしたりすると、脱水がさらに進んでしまうので、放っておくと症状がさらに悪化してしまいます。
もっとひどい状態になると、けいれん、硬直の症状が引き起こされることもあります。
その後の成長に影響があったり、心不全や不整脈になったりと赤ちゃんの成長にいろいろな影響が起こる可能性があります。
こうして考えると、「塩分取りすぎの症状が出たら、パニックになりそう…」そう不安になりました。
そこで私が実践したのが、家族との情報共有。
- 塩分の取りすぎにならないように何に注意すればいいのか
- 何らかの症状があらわれたとき
- どのように対処すればいいのか
事前に調べて家族に知らせました。
まずは、赤ちゃんの近くに、スナック菓子や漬物など、塩分が多そうな食べ物を不用意に置かないこと。
そのうえで、赤ちゃんが塩分が多い食べ物をなめてしまうなどしたら、水を飲ませて様子を見てみること。
嘔吐や下痢の症状が出てきたら脱水症状になってしまう恐れがあります。
そのため、すぐに病院に連れて行って適切な処置をしてもらうことにしました。
まとめ
小さいときから塩分を取りすぎると、濃い味付けを好むようになり、大人になって生活習慣病になりやすくなるという報告もあります。
そのため、赤ちゃんのうちから塩分の取りすぎにならないように毎日の食事を気を付けたいですね。
ぜひ、参考にしてみてください。
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