子供の卒業式、とっても大切なイベントの日ですよね。せっかく持っている着物をこの子供の門出の日にぜひ着て、出席しようか考えている人も多いのかと思います。
最近では、卒業式に和装で出席する人が増えてきていますが、まだまだスーツの方のほうが多いのが現実です。
着物を着ていくことは、目立ってしまうのはもちろんですが、しっかりとした正装であり、悪評を言われることはありません。
自信をもって着ていきたいものです。
しかし、卒業式という公式の場で、着物の色は無地がいいのか?小紋がいいのか?どちらが一番卒業式にあうのか?わからないことばかり・・そのため、和装について解説します
卒業式着物色無地
卒業式は、厳粛なセレモニーです。
我が子の晴れの門出を祝う大切な日でもあります。
洋服で出席する場合にきちんとスーツやフォーマルを着ていくのはもちろんですが、和服の場合も、その場にふさわしい格の着物を着ることが、心遣いとなります。
なかなか着なれていないと、着物はすべてがフォーマルであると思ってしまいますが、実はいろいろと種類があります。
見る人がみれば、場違いなものとなってしまうこともあります。
卒業式には、準礼装・略礼装といわれる訪問着、付け下げ(附下)、色無地から選ぶと間違いありません。
和装のフォーマルとも言えるものです。
中でも、最近は訪問着が多く卒業式などのセレモニーの場では着られているようです。
卒業式はあくまでお子様が主役です。
母親は控えめな脇役的な存在であることが大事です。
子供たちよりも目立つことがないように!!
礼装らしい落ち着いた色柄のものを選ぶと、式事にふさわしい選択になりますよ。
着物での参加は、場に相応しい装いです。
また、落ち着いた素敵なお母さんといった印象になり、ぜひこの機会に着てみたいものですよね。
卒業式母着物羽織
卒業式には、羽織を着なくてはいけないものと思う人も多いのではないでしょうか??
まだまだ寒い3月の卒業式。
着物であっても羽織るものは必要ですよね。
スーツにはコートなどフォーマルなものを羽織っていく人が多いです。
もともと日本人は和装であったのに、今では洋装が主となってしまって、和装のことがわからない人がほとんどですよね。
昔は卒業式など、3月の季節には、短めの黒羽織が一般的であったそうです。
羽織は室内でも脱ぐ必要がないので、帯結びもあまり気にする必要がありません。
本来は略礼装にはならない小紋の着物も、黒い羽織を羽織れば略礼装になるという便利なものでした。
もともと羽織は、カジュアルな小紋や紬に合わせるもので、卒業式の主流である準礼装の訪問着、付け下げ、
色無地に羽織ることは着ないという感じだったみたいです。
最近は着物の上に羽織自体を着ている人はあまりいないようです。
実際、卒業式で和装を着ている人が羽織っているものを見ると、ショールやコートを羽織っている人が多く見受けられます。
礼装、正装の時には道行きコートを着るのがいいみたいです。
無地に近い方がフォーマルに向いているとされているため、卒業式にはなるべく無地に近いものを用意した方が
無難なんだそうです。
卒業式の時分はまだ肌寒い場合も多いので、羽織は、防寒着としてもちょうどよいですよ。
まとめ
卒業式に、着物であってもフォーマルなものを選ぶようにして、素敵なお母さんとして出席しましょう。
なかなかふだん着なれていないと、正装がどのようなものかわからないことも多いですよね。
しかし、卒業式にふさわしい装いをするためには、きちっと調べて、きちっと着こなしたいものです。
着物だけではなく、季節的にも寒い時期です。羽織もその場の雰囲気に合うしっかりしたものを選び
着こなしましょう。
今回は、卒業式に着物を着ていくために、無地の着物がいいのか?羽織はどうしたらいいのか?について
解説しました。