
長男は夜泣きするとなかなか泣き止まない子でした。
しかもかなりの大声で泣きました。
ミルクも飲んだしおむつも汚れていないし、どうして泣いているのか分からず、泣き続ける長男を前に私は疲れ切っていました。
その長男をあやすのは、私の役目になっていました。
赤ちゃんが夜泣きしても泣かせっぱなしで旦那の様子を見ると
男が泣き始めたら私は目が覚めるのですが、旦那は気がついているのかいないのか、じっと身動きせず寝ていました。
気がついているならたまにはあやしてくれても良いのに、タヌキ寝入りしているかのように見え、私もしばらく布団から出ずに、旦那が起きるのを待っているときもありました。
ときには、大泣きする長男の横で茫然と座り、ただ泣かせ続けて、もしかしたら旦那が起きてくれるかもしれないと待っていたこともありました。
でも旦那はまったく起きてくれませんでした。
そんな日々の中で、私は疲れたし、早めに寝るようにしました。
長男を寝付かせてから、さっさと夕食の後かたづけもして、出来るだけ早く寝てしまいました。
そして寝る前に
「私は寝ているから、もし〇〇が泣いたらあやしてあげてね」
と旦那に言ってから寝るようにしたのです。
赤ちゃんが夜泣きしても旦那は起きない!ならば、、、
夜9時ころに私が寝てしまっても、旦那は一人で12時くらいまでパソコンを見たりテレビを見たりして過ごしていたので、それまでに長男が泣いたら、あやすのは旦那の仕事にして、私はぐっすり眠らせてもらうことにしたのです。
旦那は好きなことをしているのですから「長男が泣いたらあやすのを優先させなくてはいけない」ということには納得してくれたようです。
数時間でも安心して眠ることができたのは嬉しかったですし「旦那があやす時間」とはっきり役割分担できてよかったです。
今まで布団の中で
「旦那があやしに行ってくれないかな」
と不満に思いながら粘っていた1分程度の時間が、どれだけ私の気持ちを卑屈にしていたでしょうか。
役割分担すれば、長男が泣いたら、今は旦那が行く、今は私が行く、とすっきりした気持ちでいられます。
「どっちが行くのかなぁ?」
というのは、本当に相手に押し付けているみたいで嫌でした。
旦那は仕事に行くので、朝起きなくてはいけませんから、夜中に起きてあやしていたら仕事の支障になるでしょう。
それはそれで分かっていました。
パパにはしっかり働いてもらわなくては困りますから、夜泣きをたくさん手伝ってほしいなんて思っていませんでした。
ちょっとだけでも子育ての苦労を知ってくれたり、ねぎらいの言葉が欲しいだけでした。
どれだけ子育てが大変なのか旦那が分かってくれたら、それだけでよいと思っていました。
赤ちゃんの夜泣きで役割分担分担した結果
子育て全般的に積極的でなかった旦那ですが、次男が生まれてからは子育てに関わらなくてはいけない状況になりました。
実家はどちらも遠く、子育ては夫婦でしなくてはいけない私たちでしたから、2年半離れで次男が生まれたときは、まだまだ手のかかる長男を、旦那が面倒みてくれるようになりました。
夜泣きはほとんどなくなっていましたが、お風呂に入れたり食事を手伝ったりしてくれるようになりました。
長男にまで手が回らず、家の中の用事までおろそかになってきた私を見て、見るに見かねたのかもしれません。
子どもが大きくなった今は、毎晩寝る前に絵本を読むのが旦那の仕事になりました。
仕事で昼間は家にいない旦那が、ぎりぎり家に帰ってきて子どもと過ごすことのできる時間です。
ときには夜ご飯を後回しにして、まっすぐ絵本を読みに子ども部屋に行くこともありますし、親って成長するのだなぁと旦那を見ていて思えます。
あれだけ子育てに消極的だった人が。最初は無理やりでも、子育てに関わって苦労も喜びも味わえば、愛情も育っていくのすね。