
秋から冬になってくると流行り始めるインフルエンザ。
ママが仕事をしていなくても、赤ちゃんが保育園に通っていなくても外に出かけたり、外に仕事をしに行っているパパがいれば家にインフルエンザウィルスを持ち帰ってきてかかってしまうことはあります。
でも赤ちゃんのお世話のほとんどをママがしているご家庭って多いですよね。
ママがインフルエンザにかかってしまったら家の中が回らない!!
なんてことになるご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな万が一ママがインフルエンザになってしまったときの家庭のピンチの乗り切り方について紹介します。
ママがインフルエンザになったら誰が赤ちゃんの世話をするの?
ママは赤ちゃんが産まれてからずっと母乳をあげたりミルクをあげたりおむつを替えたりなど(もちろんそれだけではないですが)赤ちゃんのお世話を一手に引き受けて昼夜を問わず頑張っていますよね。
そんな頑張るママに襲いかかるインフルエンザウィルス。
自分が赤ちゃんのお世話をしなくては…とは思っても実際にかかってしまうと体が辛くて何も出来なくなってしまうのが現実。
そんな『ママのもしも』のときどうすればよいのでしょうか。
一つ目はパパに会社を休んでもらって赤ちゃんのお世話をしてもらうことです。
これができれば一番いいですね。
ただこれには日頃からパパに育児に協力してもらっている必要があります。
普段から赤ちゃんに接していないパパだと
「ミルクの作り方は…」
「おむつってどこにある?」
「うんちしちゃったけどどうしよう…」
など質問責めにあってしまい、居てもらって助かるはずがかえってイライラしたり休まらなかったりすることも…
日頃からおむつ替えやミルクをあげることはもちろんのことですが、寝かしつけやお風呂なども一人で出来るように『パパを育てること』も大切ですね。
二つ目の対策としては実家が近ければ実家の両親にお願いすることです。
自分の両親が近くに住んでいれば、申し訳なく思う気持ちはわかりますが、無理をすれば長引く可能性もあるので是非お願いしましょう。
でも最近は自分たちのご両親と離れて暮らしていて頼ることが難しいというご家庭も多いですよね。
そんなときの為に三つ目の対策としてベビーシッターなどの利用を考えてみることも一つの手です。
事前に登録しておくことが必要な場合が多いですが、準備しておけばいざとなったときにとても助かります。
また、赤ちゃんのお世話の為のベビーシッターだけではなく、食材などの宅配サービスやネットスーパーを使えるようにしておくのもとても助かります。
インフルエンザで体が辛い真っ最中に赤ちゃんを連れて買い物なんてとてもじゃないけどできないですし、周りの人に移してしまうことを考えると行けません。
日頃から登録しておけば便利ですし、ネットスーパーなどは登録してその日から利用できるものもあるので辛いときは無理せず利用してくださいね。
インフルエンザって赤ちゃんにうつるの?

ママがインフルエンザに感染してしまって一番気になるのが“赤ちゃんに移ってしまわないかどうか”ですね。
母乳などをあげているとそこから移ってしまわないかなどが気になると思いますが、それは大丈夫です。
インフルエンザウィルスの感染経路は咳やくしゃみなどが空気中に飛び散ってそれを他の人が吸い込むことによる飛沫感染によるものです。
なので、マスクをきちんとしていれば移る可能性は限りなく低くすることができるとも言えます。
不織布性マスクだとウィルスを外に逃がす可能性が低いのでおススメですよ。
どちらかというとママがインフルエンザにかかっていても母乳は飲ませた方が良いと言われています。
母乳には赤ちゃんを感染から守る細胞や物質が含まれていると言われています。
母乳を飲まなくなってしまうとこの免疫成分が得られなくなってしまうので、かえってインフルエンザが移りやすいとも。
母乳はママがインフルエンザにかかっても積極的に飲ませましょうね。
ただし!このときに手洗いやうがいをしっかりするようにしましょうね。
これらをしないことでママの手についたインフルエンザウィルスが母乳をあげるときに赤ちゃんの口に入ってしまうことも考えられます。
しっかり手洗いやうがいはした上で赤ちゃんに接してくださいね。
マスクをして手洗いやうがいをしても直接母乳を飲ませることに抵抗がある場合は搾乳したものをパパなど代わりに赤ちゃんをお世話してくれる人に飲ませてもらうというのが安心ですね。
ママがインフルエンザ 赤ちゃんを隔離できない時はどうする?

本来であればインフルエンザにかかったら感染しないようにするためにはインフルエンザに感染した人を隔離するのが一番と言われています。
しかし、ママと赤ちゃんは密接に関わっているので隔離したくてもできないこともありますよね。
先程インフルエンザウィルスは飛沫感染によって他の人へ移ると紹介しましたね。
赤ちゃんとママが離れていることが難しい場合にはママは必ずマスクを着用するようにしましょう。
そうすることで咳やくしゃみによるものだけではなく会話によって飛散するツバなどからインフルエンザ感染することも防ぐことができます。
また、それ以外にも室温と湿度を調節することでもインフルエンザが拡散しないように予防できます。
インフルエンザウィルスは低温で乾燥した空間で増殖しやすいと言われています。
インフルエンザウィルスが増殖しにくい環境を作る為には、室温を20℃以上、湿度は50%〜60%を保つようにしましょう。
また、換気をこまめにすることも大切です。
換気は1〜2時間おきにするようにして、1回5〜10分程はするようにしてください。
こうすることでインフルエンザウィルスの活動を抑える効果が期待できます。
まとめ
インフルエンザにかかると体が辛いのはもちろんですが、小さな赤ちゃんがいると移してしまうのではないかと心配で気持ち的にも辛くなりますよね。
インフルエンザの季節が近づいてきたらきちんと予防接種をするなどして早めに対策をすることと、万が一かかってしまったときのことを考えてパパや周りの協力してくれる人などとどうするか
相談しておくことも大切です。
普段は赤ちゃんにつきっきりのママも頼れるところは頼って早くインフルエンザを治して赤ちゃんとの生活を楽しめるようにしたいですね。